要旨
コンビニエンスストアは1970年代からスタートし、現在までに最も流行っている業態の一つとして注目されている。「コンビニ」と略して呼ばれるコンビニエンスストアは、その名の通り、convenienceつまり便利性を提供する小売店だ。コンビニが初めて登場した時代には、「便利を売る」という考え方は大変新しいものだった。当時、消費者は「品質」と「価格」を重視し、購入を判断していたという。消費者はただ商品を買うだけなので、どの店で買うのかは気にしない。ということで、店として認識されたいという考えが出現したところで、買い物における便利性に着目し、システムとして積極的に提供することで店を選んでもらおうという発想のもとに登場したのがコンビニである。コンビニは社会の変化に敏感に対応し、常に商品やシステムの改良を続けていく。ものが売れない平成不況にあっても、新たな店づくりへ挑戦していく。
本論文は『公共空間としてのコンビニ』及び『なぜ毎日コンビニで買ってしまうのか』などのコンビニについての作品を対象に、総務省統計局の生活時間調査のデータを取り上げつつ、コンビニから見る日本社会の変化や日本人の生活方式の変化などの研究を試でみる。
キーワード:コンビニ;日本社会;便利性
目次
要旨
中文摘要
1.-はじめに-1
1.1 コンビニの現状-1
1.2コンビニの利便性-3
2.-先行研究-4
3.-コンビニから見る日本人のライフスタイルの変化-5
3.1日本人の夜更かし生活-6
3.2中食文化-6
3.3家庭とオフィスの「個食化」-8
4.-コンビニが日本社会で流行っている理由-10
4.1日本人の性格-10
4.2日本社会の変化-12
5.-おわりに-14
6.-参考文献-15