要 旨
ことわざは長い歳月に渡って民衆の口から口へと言い伝えられてきたものであるため、中にはその民族の生活方式・思考方法と言語様式などを反映したものが豊富に含まれている。ことわざは時代の変化とともに変わる。昔あったことわざが今では使わなくなったり、ことわざの意味が違ったりすることもよくある。昔と今のことわざに認知の比較を通じて、社会の変化、人間の生活様式・思考様式の変化などが分かる。本論文は先行研究を踏まえたうえで、日本語のことわざから日本の女性像とその変化を考察し、その変化の社会的・文化的な原因も分析する。
キーワード:ことわざ、女性像、変化、原因
目録
要 旨
中文摘要
1. はじめに-4
2. 先行研究-5
2.1 日本の寿岳章子の分析-5
2.2 中国の劉金鑫の分析-5
3. 日本語のことわざにおける女について-6
3.1 おしゃべりな女-6
3.2 バカにする女-6
3.3 嫉妬深い女-7
3.4 危ない女-7
3.5 節を守る女-8
4. 日本語のことわざから見る女性像の変化とその原因-8
4.1 日本語のことわざから見る女性像の変化-8
4.1.1 魅力的な存在として-9
4.1.2 大切な存在として-9
4.2 日本語のことわざから見る女性像の変化の原因-10
4.2.1 社会的原因-10
4.2.2 文化的原因-11
5. まとめ-12
6. 参考文献-13