要旨
日本は四方を海に囲まれ、新鮮な魚介類をいつでも手に入れられるという恵まれた環境であるため、魚介類を生食する習慣が残っている。刺身は生食食品の中に最も代表的な料理である。しかしながら、魚介類を生食することにより食中毒や寄生虫に感染する危険がある。筆者は資料を調べ、日本人の魚介類を生食する習慣が残っている原因をある程度理解し、その上で、魚介類を生食するメリットとデメリットと未来の発展について考察した。日本人は自然を崇拝し、さらに漁業の発達のため、古くから魚貝類などを生食する習慣があり、生食は神聖なことだと思われている。古代の環境はよくて汚染は殆どなかったため、生食は体に殆ど影響がなかったが、現在生食することは健康に悪い場合もある。しかし古来の自然崇拝のため、日本人は生食することを汚いことと思っていない。生食はもう日本人の生活や文化と深く係わっているので、この習慣は多分そのまま残っていくであろうと思われる。
キーワード:刺身; 生食;将来性
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに1
1.1刺身とは1
1.2先行研究1
1.3本稿の目的と方法2
2.刺身2
2.1刺身の起源3
2.2刺身の種類4
2.3刺身のツマ4
3.魚介類を生食する習慣が残っている原因5
3.1島国地理的原因5
3.2歴史的原因6
3.3宗教思想の影響6
3.3.1儒教思想の影響‥6
3.3.2仏教からの影響‥7
4.魚介類を生食するのメリットとデメリット 8
4.1魚介類を生食するのメリット‥8
4.2魚介類を生食するのデメリット‥9
5.刺身の将来展望10
5.1海洋汚染の影響10
5.2世界の料理に取り込まれる刺身11
6.終わり 13
注 釈 13
参考文献 14
謝 辞 15