要旨
日本近現代文学というのは、明治から、大正、昭和が経って、現在に至るこの悠久の日本文学のことである。この中には、大正時代に創作された小説や詩や短歌などの文学が一番傑出した。文学流派というと、白樺派なり、新思潮派なりによって、優れた作品がいっぱいである。そして、志賀直哉や菊池寛や芥川龍之介などの有名な作家も次々と現れてきた。私は大正時代の作者や作品に対して、深く興味を持つようになったから、研究したいのである。
芥川龍之介の有名な『地獄変』を読んだことを通して、まず、簡単に小説の内容を紹介し、人物イメージを分析し、それから作者がこの小説で一番伝えたいことを見出したい。それから、『地獄変』は芥川龍之介の芸術至上主義において、重要な作品として扱われているので、その小説により、芸術至上主義の意味を理解して、小説の芸術至上主義に関するプロットをあげて、分析したいと思う。そうすれば、芥川龍之介の独特な芸術観がわかるであろう。そのほか、宗教、倫理や現実生活ということは、芸術至上主義との間に、対立あるいは統一の関係が存在するかもしれないから、芸術至上主義を妨げた原因があるかどうか見つけたい。
その論文で、芥川龍之介の創作及び考え方がもっと深く理解できる。それに、作品の意味、芸術至上主義に対して、よりよく新しいアイディアが生まれるかもしれない。最後、芥川龍之介及び彼の作品の研究したい人に参考を提供できると思う。
キーワード:芥川龍之介 芸術至上主義 地獄変 宗教 倫理 現実生活
目次
中文摘要
要旨
1.はじめに-1
2.芥川龍之介や『地獄変』に関する紹介-2
2.1芥川龍之介や『地獄変』の背景について-2
2.2『地獄変』の内容や主要人物-3
3.『地獄変』における、芸術至上主義の分析-4
3.1芸術至上主義は何か-4
3.2『地獄変』の中に、芸術至上主義に関する表現-5
3.2.1人物により、芸術至上主義を表現すること-5
3.2.2宗教により、芸術至上主義を表現すること-6
4.芸術至上主義の実現を妨げる要因-8
4.1良秀の短所から-8
4.2倫理から-8
4.3現実生活から-9
5.おわりに-11
参考文献-12