要旨
本稿は主に三つの部分からなっているものである。まずは中国帰国者の分類と定義。つづいては中国帰国者定着促進センターを始め、公的支援機関の発展と現状を分析すること。最後の部分は二つの方面(帰国者日本語習得と就職)から、「身元引受人」の作用と比べて、公的支援機関が永住帰国後の「中国帰国者」にとっては、どのような指導および役割を行ったのか、どのような存在であったのか分析を試みたい。この部分は全文の重点と言うだけでなく、先行研究と違っているのもある。公的支援機関の視点から見る帰国後の残留孤児や残留婦人の生活世界。
帰国者定着生活の適応性が改善してきたものの、公的支援機関は日に日に没落していく。道理に基づけば、これは時勢に順応する現状だといってもいい。しかし、公的支援機関の没落は一体帰国者たちが日本の生活が次第に適応してきたとの関係は唯一の要因があるかどうかを明らかにし、そして、残留孤児、残留婦人とその家族たちの日常生活は、本当に他人の援助を必要がないを前提に、日本の暮らしに良く馴染むかどうかは確認を待たなければならない。
キーワード:中国帰国者 公的支援機関 「身元引受人」 日本語習得 老齢化
目次
中文摘要
要旨
はじめに-1
1.永住帰国する中国帰国者について-2
1.1永住帰国-2
1.2帰国者の分類と定義-2
2.公的支援機関について-3
3.二つの時期から見るの公的支援機関-4
3.1日本語習得と就職-4
3.1.1日本語教育のシステム-5
3.1.2日本語習得と学習者の年齢-6
3.2身元引受制度の創設と身元引受人の役割-7
3.3就職について-8
おわりに-9
参考文献-11