要旨
『万葉集』には四世紀から八世紀中葉まで大体四千五百首、日本最も古い和歌が採録されている。これらの和歌の中で、四季の景色や回想の悲しみや狩りの旅など、いろいろな内容を描いた。それで、万葉集はあの時代の日本生活の百科事典だと言える。柿本人麻呂は日本で最も偉い歌人として、たくさんの和歌を作った。その和歌が全部万葉集に採録されている。
小論は柿本人麻呂の相聞歌から見られた「悲孤」の恋愛観と「肉体と魂との結合」の恋愛観と内向性的な恋愛観を通じて、それらの恋愛観を形成した自然原因と宗教原因と飛鳥時代の婚姻状況を分析し、またそれらの恋愛観が現代日本人への影響について、未熟ながらも自分の見解を述べてみようと思う。
キーワード:和歌 恋愛観 原因 影響
目次
摘要
要旨
はじめに-1
1 「万葉集」から見られた恋愛観-1
1.1 「孤悲」の恋愛観-1
1.2 「肉体と魂との結合」の恋愛観-2
1.3 内向性的な恋愛観-3
2 これらの恋愛観を形成する原因-4
2.1 自然の原因-4
2.2 仏教の伝来-4
2.3 婚姻形態-5
3 現代日本人の恋愛観への影響-6
3.1 「孤悲」の恋愛観からの影響-6
3.2 「肉体と魂との結合」の恋愛観からの影響-6
3.3 内向性的な恋愛観からの影響-7
おわりに-8
参考文献-9
謝辞-10