要旨
本論文は中国の隣国である日本の学習塾の発展を萌芽期、成長期、拡大期、定着期、正規化の五つの部分を分け、当時の時代背景によって、それぞれについて紹介した。また、学校制度との関係性から、日本の学習塾の発展してきた原因を分析した。そして、中国の学習塾の現状及び現在直面している問題、即ち巨大な規模市場に対する監督不足、塾講師の水準の千差万別、生徒の学校への抵抗感の強化、格差の拡大等について述べた。それに対して、学習塾に関する法規を完善し、塾業界が自ら拘束する組織を創立する等市場監督不足の問題への対策、学校と学習塾の役目を明確し、学習塾と学校の交流を強化する等中国の学習塾の今後の発展方向について意見を述べた。
キーワード:塾ブーム 学校教育 教育機関 学歴社会 塾業界
目次
摘要
要旨
はじめに-1
1 学習塾の定義-2
2 日本の中小学習塾の発展-2
2.1 萌芽期―1960年代以前-2
2.2 成長期―1960年代-4
2.3 拡大期―1970年代-4
2.4 定着期―1980年代-5
2.5 正規化―1990年代以降-6
3 日本の学習塾の発展から中国の学習塾への啓発-7
3.1 中国の学習塾の現状-7
3.2 中国の学習塾への啓発-8
おわりに-9
参考文献-11
謝辞-12