中国流行語の日訳研究
――2011-2014年の中国流行語を実例
要旨:現代、インターネット情報技術はますます発展して、中国流行語の訳語は日本の主流マスコミ及び国内の日本語刊行物に広まり、中日の友好交流により広い架け橋になっている。両国の文化の違いによって、流行語においても異なる理解がある。したがって、本論文では、この4年間の間で、中国流行語の社会背景及び日本語訳方法についての研究を通じて、中国流行語の日本語訳に相応しい翻訳方法をまとめてみることとした。それにより、日本社会が中国流行語に持っている認識及び理解を深め、中日両国のコミュニケーション及び発展を促進していきたい。
全論文の構成は以下のとおりである。
先ずは、先行研究史の整理である。国内外における流行語の日訳研究に基づいて、中国流行語の定義、社会的背景及び発展現状を全般的に分析する。次に、2011年から2014年まで日本語に訳された中国流行語を例として、生粋の中国語との理解相違を比較し、それにおける正確な訳語を探求してみることとした。以上のことをもとに、相応しく、適切な流行語日訳方法をまとめてみたい。
最後に本論文の指摘した点を総括し、今後に残された課題及びこの分野の展望を述べる。
キーワード:中国流行語 誤訳分析 日訳方法 研究意義
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに-1
2.先行研究-1
2.1流行語-1
2.2中国流行語の日訳現状-2
3.中国流行語の日訳-3
3.1中国流行語の発展現状-3
3.2中国流行語の誤訳分析と原因-4
4.中国流行語の日訳方法-5
4.1直訳-6
4.2直訳+注釈-6
4.3意訳-7
4.4文化の伝達による語源の循環-7
4.5外来語の借用-8
4.6補充翻訳-8
5.終わりに-9
謝辞-10
参考文献-11