文末助詞「ね」と「よ」の使い方と機能との比較
要 旨:日本語で日常会話をするとき、頻繁に使用される文末助詞をうまく使うことにより、会話がスムーズに進むことになる。これらの文末助詞の中に、文末助詞「ね」と「よ」は言語の情報を転送し、コミュニケーションを円滑に行なうことにおいて重要な役割を果たしていると思われる。しかし、実際の使用では、文末助詞をつけるか、つけないか、またどちらを用いるかは難しく、常に注意しなければならない。
そこで本稿は文末助詞「ね」と「よ」を考察し、先行研究を踏まえながら、「ね」と「よ」のそれぞれの使い方と機能を分析してみたい。それに、この二つの文末助詞は意味を表すときの違いを分析してみたい。これに基づいて、この二つの文末助詞の使い方と機能を比較して分析する。本稿の考察を通して、文末助詞「ね」と「よ」の機能をより一層明らかにすることができたと思われる。本稿の分析は、これからの日本語文末助詞の学習、あるいは教育に対して少しでも参考になれば幸いである。なお、中日両国民のコミュニケーションをより的確に行なう面においても、参考意義があるだろうと思う。
キーワード:文末助詞「ね」と「よ」 使い方 機能 差異比較
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに-5
2.文末助詞について-6
2.1文末助詞の定義-6
2.2文末助詞と対人関係-6
2.3文末助詞を使用する場合-7
3.「ね」について-8
3.1「ね」の接続と使用方法-8
3.2「ね」の機能-9
4.「よ」について-11
4.1「よ」の接続と使用方法-11
4.2「よ」の機能-12
5.「ね」と「よ」の異同及び使うときの注意点-14
おわりに-17
謝 辞-18
注-19
参考文献-20