要旨
本論文は、中国の摔跤と日本の相撲について、両者を比較しつつ研究するものである。主な研究対象は、両者の起源、歴史的発展過、競技内容・規則、競技精神とそれが民族に及ぼす影響などである。中国の摔跤と日本の相撲は、それぞれ両国の伝統競技であり、古来重要な地位を保っている。長い歴史過程において、両者は民族精神の影響を受けているが、両国の歴史、文化、国民の精神性の各面から、摔跤と相撲の共通点、相違点を考察し、さらに両国の民族文化運動を検討しようとするものである。
摔跤と相撲は伝統的文化活動として、重要な地位を占めているが、それぞれ共通点と相違点を持っている。両国の歴史や文化、民族性などの原因により、両者は異なった発展を続けている。その相違性や変化、精神、国民ヘの精神的影響を分析し、それらの諸原因を考察したい。最後に、摔跤及び相撲の将来を展望し、その大きな発展を祈るものである。
キーワード:中国の摔跤 ; 日本の相撲 ; 民族性 ; 精神性
目次
要旨
中文摘要
1.序論
2摔跤と相撲の起源.1
2.1摔跤
2.2相撲
3、相撲と摔跤の内容と活動3
3.1格闘方法及び技術
3.2規則および審判方法
3.3儀式制度
3.4興行活動
3.5歴代著名力士の紹介
4、精神と国民ヘの精神的影響.8
4.1摔跤の精神と国民への影響
4.2相撲の精神と国民への影響
5、摔跤と相撲の相違とその原因11
5.1 民族性
5.2 歴史性
6、摔跤及び相撲の将来展望13
7、結論14
主要参考文献.14
謝辞