要旨:近年来、日本経済が不景気になっている。アベノミクスは日本経済に好転の兆しをもたらしていると言われているが、この状況をどの程度維持できるかは疑問である。
日本製造業は日本経済の重要な構成部分であるが、その発展も大きな環境の影響を受けている。日本製造業は、その職人精神で世界の製造業において独自に占める位置があったが、今は職人精神にとらわれすぎている形跡があると思われる。
本論は職人精神と製造業の特徴を分析することを通して、その関連性を探求する。主に文化面から製造業にたいする職人精神の影響を分析し、その中から啓発を得ようとするものである。日本製造業が苦境を脱する一助となれば幸いである。
2016年初頭、李克強総理は政府報告書において「職人精神」に言及した。中国にとって、「職人精神」はよく知らないわけではないが、どのように職人精神を発揮するのか、どのように具体的な仕事の中で実現するのかということは、わが党と人民がまじめに考えるところである。つまり、現段階の中国製造業において、職人精神の発揮は、弊害より利点が多いと言える。
それゆえ、本論文の観点が中・日の製造業の発展に参考となるように願うものである。
キーワード:製造業;職人精神;特徴;影響
目次
要旨
中文摘要
1.序論.1
2.日本経済における製造業.1
2.1製造業の発展現状
2.2製造業の発展特徴
2.3製造業の問題点
3.職人精神の特徴.9
3.1 木工職人の特徴
3.2 陶器職人の特徴
3.3電子機器職人の特徴
4.職人精神と製造業の関係11
4.1職人精神と製造業の類似性
4.2製造業に対する職人精神の影響
4.3製造業の発展に対する職人精神の啓発
5.結論16
参考文献17
謝辞18