要旨:日本語のオノマトペは日常生活から文学作品までよく使用される語である。オノマトペをうまく会話の中に用いられると、会話が生き生きとした表現力を持っているようになる。日本語のオノマトペはかなり魅力を持つと同時に、その勉強は難しい。日本語学習者にとってわかりにくいのであろうと思われる。なぜかというと、日本語の擬声語・擬態語に対応するものが中国語には少ない一方で、物事の声や音・様子・動作・感情などを簡略的に表し、情景をより感情的に表現させることできる手段としてのオノマトペは種類が多く、その用法には様々規則があるからである。例えば、日本人なら誰もがオノマトペを使った文章を読んだ時、その様子を容易に思い浮かべることができる。日本語学習者なら大体わかって、そのニュアンスを理解しにくいと思われる。いったいどのように擬声語・擬態語を使うか、どんな場合に使うか、どんな擬声語・擬態語を使うか、研究する必要がある。
したがって、本研究では、日本語能力試験N1における擬声語・擬態語を中心に分類して、理解しにくい擬声語・擬態語を分析することによって、いつ、どんな場合に、どのように擬声語・擬態語を使うかということを考察する。これによって、私たちはもっと擬声語と擬態語を身に着け、日本人と自然にコミュニケーションできるようになる。日本語の擬声語と擬態語の魅力及び日本の文化を深く知ることができる。
キーワード:N1 擬声語 擬態語 用法 研究
目次
要旨
中文摘要
はじめに1
1、日本語の擬声語・擬態語について1
1.1、日本語のオトマトペ1
1.2、 日本語の擬声語と擬態語2
1.2.1、日本語の擬声語・擬態語の定義2
1.2.2、日本語の擬声語・擬態語の豊富と高い使用率の要因2
2、日本能力試験N1における擬声語と擬態語についての分類3
2.1、語形による分類5
2.2、意味による分類6
3、日本能力試験N1における擬声語と擬態語についての分析7
3.1、「清音」・「半濁音」・「濁音」のつくもの7
3.2、「っ」・「ん」・「り」のつくもの8
3.3、擬声語と擬態語の類似表現8
おわりに9
参考文献10
謝辞11