要旨：日本経済発展がボトルネック期に入るにつれ、在中日系企業（以下は日系企業と略称する）の発展も不安に思われる。もともと「就職難」という問題を抱えている中国には日本語学科の卒業生にとって雇用情勢は更に厳しいのである。資料によると２０１４年８月まで常熟における日系企業の数はおよそ２００社あまりである。日本経済発展がボトルネック期に入ったとは言え、日系企業の未来を全般的に否定するのは理性ではないのであろう。「己を知り彼を知らず、百戦危うからず」という諺の通りに、われわれは熱意を込めて卒業時期を迎え、就職のために充分に知識や能力を学んでおかなければならない。本文は常熟にある日系企業が欲しがる日本語学科人材現状調査を通じて、日本語学科の人材への要求がさまざまであり、多元化しているということがわかった。大学生が時代と共に進み、常に発展を目指し、自分自身の能力を高め、多方面な知識を学び、企業の求める複合型人材になるように努力すべきであるという結論が出てきた。
今までの厳しい雇用情勢に対面し、卒業時期が迫ってきた卒業生が色々な難題に向かっている。就職難や卒業したら失業という問題に直面している日本語学科の学生たちはどうやって自分自身を高め、就職できるだろうか。その他人材の育成を担当している学校側はどのように努力して企業の欲しがる人材を育てるだろうか。常熟に駐在する日系企業の欲しがる日本語学科人材についての調査を通じて日系企業の欲しがる日本語学科人材が備えるべき基本素質をまとめる。我が校日本語学科の学生が把握している能力と比べ、どんな技能が足りないのかという問題を分析しよう。
常熟人材サイトに載っている日系企業の募集情報を調べ、日本語学科人材への要求を分析し、まとめる。そして、アンケート調査を作り、日系企業の管理層や社員に協力してもらう。調査対象は主に２種類に分けている。つまり、日本人の会社員と中国人の会社員である。それから回収したアンケートを分析し、
その結果をまとめる。それを通じて常熟に駐在する日系企業にどんな日本語学科人材が必要かということについてより良く理解し、自分の足りないものを意識し、その知識を頑張って独学して身に付ける。それに、学校教育の改革や課程の設定に参考になると希望している。常熟理工学院日本語学科の学生に自分自身を高めるべきだということに気ついてもらうならなによりと思っている。それで、我が校の就職率も高めるだろう。
キーワード：常熟 日系企業 日本語学科人材 日本語学科の卒業生 就職
目次
要旨
中文摘要
はじめに1
１.中国における日系企業の現状1
1.1在中日系企業について1
1.2常熟の日系企業の現状2
1.3常熟の日系企業の行方3
2.常熟の日系企業が欲しがる日本語学科人材の調査研究3
2.1常熟の日系企業の特徴4
2.2調査の結果及び分析4
2.2.1調査の結果4
2.2.2調査結果の分析6
3.日本語学科人材の育成--常熟理工学院を例として6
3.1常熟理工学院日本語学科課程の設置6
3.2常熟理工学院日本語学科学生の持っている能力7
4.日系企業の欲しがる日本語学科人材の育成7
4.1学校側7
4.2企業側8
4.3学生自身8
終わりに9
参考文献10
謝辞 12
添付フャイル13
