要旨: 人類文明は21世紀に入るに伴い、生態問題は人類生存を脅かす深刻な話題の一つになっている。新世紀より、人間は経済を発展させるとともに、環境保護をますます注目するようになっている。人類は如何に生態バランスを維持するか、如何に自然とともに平和に共存するかについて、宮崎駿の作品から、少しヒントを得られた。そのため、本論は宮崎駿の2部の作品、「風の谷のナウシカ」と「崖の上のポニョ」を通じ、宮崎の自然観を分析することを図った。
論文は三章に分けて展開した。第一章は「風の谷のナウシカ」と「崖の上のポニョ」の背景と内容筋を述べた。第二章は人物イメージを切り口とし、宮崎駿の自然観をまとめた。また、「風の谷のナウシカ」と「崖の上のポニョ」それぞれ現れた自然観を比較し分析した。宮崎駿の自然観は永久に変わらないわけではなく、変わりつつある。「風の谷のナウシカ」では、宮崎駿は人類至上主義を批判し、自然にやさしくすることで両方の共存を実現できることを強調した。しかし、「崖の上のポニョ」では、従来の人間と自然の対立戦争の観点を変え、人間と自然は心の奥の疑いを解消し、平和に共存することができると思われる。宮崎駿は自然至上主義を批判し、人類と自然は一緒に努力し、平和に共存することができると指摘した。第三章は宮崎駿の自然観の形成する原因と社会に対する意義を述べた。
論述を通じ、宮崎駿の自然観の中核が人間と自然は平和に共存すべきであると分かった。近年、環境汚染は日々深刻になっている。人間と自然の関係もますます広く注目されている。自然環境の改善、人間と自然の調和が一刻も早く実現させなければならない。それをよく認識している日本人は人間と自然の調和関係を目指し、一シリーズの法律を立て、だんだん国民の環境保護意識を高めている。この点は環境問題に直面している中国はそれを学ぶに値する。
キーワード:宮崎駿 自然観 環境保護 原因 変化
目次
要旨
中文摘要
初めに-1
1.「風の谷のナウシカ」と「崖の上のポニョ」のあらすじ-1
1.1 「風の谷のナウシカ」のあらすじ-2
1.2 「崖の上のポニョ」のあらすじ-2
2.「風の谷のナウシカ」と「崖の上のポニョ」における宮崎駿の自然観-3
2.1 「風の谷のナウシカ」における自然観-3
2.1.1 平和共存主義-3
2.1.2 反人類至上主義-4
2.1.3 自然保護主義-4
2.2 「崖の上のポニョ」における自然観-4
2.2.1 平和共存主義-4
2.2.2 反自然至上主義-5
2.3 宮崎駿の自然観の変化-6
3. 宮崎駿自然観の形成原因及び社会的意義-6
3.1 宮崎駿自然観の形成原因-7
3.1.1 歴史と自然条件の必然的な結果-7
3.1.2 現実情況の影響-7
3.1.3 「照葉樹林」思想の影響-7
3.2 宮崎駿のアニメーションの社会的意義-8
3.2.1 政府の重視-8
3.2.3 国民の重視-8
終わりに-9
参考文献-10
謝 辞-11