要旨: 昔から、国籍を問わず、人間性について、いつまでも永久に変わらない話題である。もちろん、人間性について究明することはとても複雑なことである、その結論も人によって、時によって異なっている。つまり、様々なことになった。研究領域の先輩の中で、人間性は良いと考える人がいるのが、人間性は良くないと考える人もいる。さらには、人間性はよしあしはないと考える人もいる。みんなさまざまな見方を持って、でも、いったいどちらの見方は正しいのか判定することはできない。
みんなの見方はそれぞれだから、以下の問題を問い詰める場合もある。例えば:人間性はいったいどんなものであるか。人間性の善し悪しを区別する理由は何であるか。人間性の善悪に直面して、私たちはまたどのようにすればいいのか。これらのすべては私たちにっとてさらに深く追求する価値がある、そして、その過程の中で、人間の本心についての探究は決しておろそかにしてはいけない。
島崎藤村の『破戒』は人間性及ぶ人間性の変化について、人間の本心に対して、研究の方向性を明確にしたのである。作品の中で、当時の社会にはいろいろな誘惑に満ちて人間の欲望は極度に膨張している。人はしばしば、利益を追求するために、本心に従わない、当然のこと、人間性もそれに伴って変化している。本心を固守する人は名誉に心を動かされない、俗世間から離れたので、肉体が死んでも、魂は世の中で永遠に生き残っていることができる。逆に、自分のために、他人の利益を損なったら、短い満足感があっても、きっとこの世界に捨て去られてしまっている。
本論の研究を通じて、期待することは以下である、われわれは社会の一員で、今の世の中で暮らしているので、われわれは人間性に直面しなければならない、われわれは本心に直面しなければならない。われわれは人間性をよく見抜かねばならない、その同時に、本心を打ち明けて、その後、本心に従って、人間性を最大限りに発揮して、最良の方法を選択し、最も理性的な判断によって、自分と他人の最大の利益を保障して、ウィンウィンの局面を達成する。
キーワード:人間性 善悪 『破戒』 本心
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
1『破戒』における異なる人物の人間性-1
1.1積極的な人物の人間性-1
1.2消極的な人物の人間性-2
1.3人間性の異なっている原因-3
2『破戒』における主人公が違う人生階段の人間性-3
2.1「破戒」前の人間性-4
2.2「破戒」後の人間性-5
2.3人間性が変化した原因-5
3 人間性と仏性の関連性-6
3.1『破戒』における丑松の人間性-6
3.2『受戒』における明海の仏性-7
3.3人間性と仏性の共通点-7
終わりに-8
参考文献-10
謝辞-11