要旨: メタ言語とは相手あるいは自分の発話について、これからいうことすでに言ったことに言及し、発話場面を調整する表現である。メタ言語は文章の構造の組織、作者の態度の表現、作者と読者間の関係の設立に重要な手段である。メタ言語は文脈展開機能と人間交際機能に分ける。メタ言語はここ数年語学界で研究のホットスポットになってきた。学者は主に書面語におけるメタ言語についての研究や口語におけるメタ言語についての研究などの面で着手している。
いままでの研究中でメタ言語と日本語作文作成についてのものはそんなに多くない。本論は先行研究に基づいて、メタ言語における日本語作文作成への役割を研究し、メタ言語理論の理解を深める。本論はまずメタ言語の定義、分類、メタ言語についての先行研究および機能を紹介する。その後、日本語専攻八級能力試験要綱についての作文能力を挙げ、日本語専門学習者が日本語作文作成に存在している問題を指摘して、メタ言語の使用に苦手な学生が大勢いると言うことがわかった。最後に、日本語の作文作成の角度からメタ言語における日本語作文作成への役割を研究し、学生のメタ言語の知識を把握することに助けて、日本語作文作成の能力を高める。
メタ言語は日本語作文作成に重要な役割を果たすということが明らかである。しかし、日本語を専門とする学生が作文を作成する時に，読者意識に欠乏して、メタ言語が使いこなせないし、作文の品質も低い。そのため、日本語作文作成の過程で言葉遣い能力を育成すると同時に、メタ言語の知識を学び、メタ言語を正しく運用し、、読者意識や文脈意識を高め、さらに質の高い日本語文章を書き出す。メタ言語における日本語作文作成への役割についての研究を通して、メタ言語が学習者の作文作成の能力と緊密な関係があることを発見し、これを機会にメタ言語の研究分野を広め、そして今後の研究に展望をしてみた。
キーワード：メタ言語 日本語作文作成 読者意識 文脈意識
目次
要旨
中文摘要
はじめに1
１メタ言語について1
1.1メタ言語の定義、分類1
1.2メタ言語の機能2
1.3メタ言語についての先行研究3
1.3.1メタ言語とは3
1.3.2メタ表現について3
1.3.3メタ言語の種類4
2日本語学習者の日本語作文作成能力4
2.1日本語専攻八級能力試験要綱の要求する作文能力4
2.2 学習者の日本語作文作成に存在している問題5
2.2.1基礎技能問題5
2.2.2文字と語彙6
2.2.3文法6
2.2.4表現6
2.3作文作成の問題の解決アプローチ6
3日本語作文作成におけるメタ言語の運用7
3.1標記語7
3.2附属詞8
3.3接続詞8
おわりに９
参考文献10
謝辞11
