要旨:中国で多数の家庭は子どもを一人しか持つことを許されなくなり、子どもの数が減少したため若者の負担はとても重く、高齢者福祉の現状は非常に厳しいものとなっている。そのため、政府は養老問題を解決するため新しい道を探している。その道の一つとして近年、新型のコミュニテイ式という養老制度が実行されるようになった。しかし、この養老制度の実行において問題が出てきている。淮安のコミュニテイの養老機関の調査結果から、多くの老人はコミュニテイの介護施設を利用しておらず、養老機関の利用率が高くないことがわかった。本稿では文献や調査などから老人の養老機関の利用率が低い原因を分析する。日本は福祉において養老ホームの管理理念やサービスのレベル、日本の福祉ホーム発展中の問題に対する対策など中国より進んでいる点が多く見られる。中日を比較し、中国の問題点の解決方法を見つける。
キーワード:コミュニテイ式;養老制度;高齢者福祉;養老ホーム
目次
要旨
中文摘要
はじめに 1
第一章 中国の養老現状と養老制度 2
第二章 淮安の養老機関からみるいまの養老問題と原因 4
第三章 日本の養老制度発展史から学ぶべきこと 6
第四章 中国養老制度の改善方法についての考察 8
終わりに 9
謝辞 11
参考文献 12