要旨:日本人の自然観は西洋人の自然観と異なる。西洋人は自然を征服して利用すべきだと思うが、日本人は自然と調和を取るべきだと思っている。本稿は日本人の自然観が形成された原因を踏まえて、衣食住から日本人の自然観を分析し、考察する。これは日本人の考え方や生活様式をより深く理解するのに大きな意義を持っていると思う。
本稿の第一章は日本人の自然観が形成された原因を述べる。日本の自然環境と文化が日本人の自然観の形成にどんな影響を与えたかを分析する。第二章は服から見る日本人の自然観である。伝統的な服装と現代流行している衣装を分析することによって、自然との関係を検討する。第三章は食から見る日本人の自然観である。日本料理の素材、調理法と盛り上げ、飲食環境を分析し、そこから、日本人の自然観を探る。第四章は住から見る日本人の自然観である。和風の住まいと日本庭園を通して、日本人と自然の関係を考察する。
本論の研究を通して、日本人は自然と対立するのではなく、互いに融和しあおうという自然観を持っていることが分かった。このような自然観は日本の自然と文化から大きな影響を受けて形成された。また、日常生活からも日本人の自然観が見られる。伝統服装だけでなく、現代服装も自然に応じて設計している。日本料理の素材、調理法、盛り上げと飲食環境はいずれも自然との調和を重視している。また、住宅において日本人は自然と共に生きるため努力を尽くしている。
キーワード:衣食住、自然、自然観
目次
要旨
中文摘要
はじめに-4
第一章 日本人の自然観-4
1.1日本人の自然観-4
1.2日本人の自然観の形成する原因-5
第二章 服から見る日本人の自然観-6
2.1伝統服装-6
2.2現代服装-7
第三章 食から見る日本人の自然観-7
3.1日本料理の素材-8
3.2日本料理の調理法-8
3.3盛り上げと飲食環境-8
第四章 住から見る日本人の自然観-9
4.1和風の住宅-9
4.2大自然を取り込む庭園-10
終わりに-11
参考文献-12
謝辞-13