要旨:日本は明治維新から自国を脱亜入欧の方向で発展させようと動いている。これは日本の各方面に大きな影響を与えた。食べ物もそうであり、宮中晩餐会にもそれがはっきり見られる。西欧の多くの国は国の宴会の料理は基本的にフランス料理で、たまにいくつかの本国の特色の食物を加えている。また、フランス料理は比較的多く用いられ、広く受け入れられやすい料理である。世界の主流の国の人々の口に合うことである。日本の宮中晩餐会で初めてフランス料理を出されることは当時の日本が革新的であり、西欧化を目指していること、また国際社会に溶け込みたいという思想が反映された。また、フランス料理は日本の皇室と上つ方に高く評価されている。これもフランス料理が宮中晩餐会として存続する理由の一つであろう。
本論文では日本が宮中晩餐会にフランス料理が出される現象を例として、日本に外交や宮中行事等の公的な場面で供された宮中晩餐会はなぜかフランス料理であったことについて説明する。また、フランス料理を選んでから日本の各方面にどのような影響があったのかということも述べる。これらの研究と分析を参照しながら、フランス料理が日本に伝わる歴史と日本の国際政策をよく理解し、日本の国際的な発展の動きを明らかにする。
キーワード:宮中晩餐会;フランス料理;日本料理;理由;影響;国際的発展
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
第一章 宮中晩餐会について-2
1.1歴史上における日本の正式な宴会料理-2
1.2現在における日本の宮中晩餐会の料理-3
1.3他国における晩餐会の料理の概況-3
第二章 フランス料理が出される理由-5
2.1料理における理由-5
2.1.1フランス料理-6
2.1.2日本料理-8
2.2歴史と文化における理由-10
2.2.1明治維新の影響-10
2.2.2西洋文化の影響-12
2.3政治における理由-12
2.3.1ヨーロッパの発展-12
2.3.2欧化政策-13
第三章 日本の国際上の発展-14
3.1日本の対外関係-14
3.2和食の未来-15
おわりに-16
謝 辞-17
参考文献-18