要旨:中日両国は一衣帯水の隣国で、二千年あまりの友好歴史を持っている。そのような関係を明確にしている重要な物の一つは服飾だ。日本の民族服は和服で、それに対して、中国の民族服はチャイナドレスのことだと思う。中日両国は政治、経済、文化など各方面にわたっての交流が長い歴史を持っている。文化の面では、服飾文化が重要な部分を占めている。だから、和服とチャイナドレスとは多くの類似の点がある。それなのに、もし日本の服飾文化は中国の文化で影響されたのに、何故両者がまだ異なる所があるのか。
一般的に、和服と漢服についての比較研究が多いのに反対して、和服とチャイナドレスについての比較研究が少ない。しかし、中国の民族服は漢服だけではなく、チャイナドレスもそうだ。和服とチャイナドレスの異同を研究することで、その背後にある中日両国の服飾の美意識を研究することもできる。
本論では中日両国の代表的なアパレルーーチャイナドレスと和服から、両国の審美文化はどのように服装の上で体現されたを研究してみる。服装の色彩、構造などの方面から、中日の美意識を考察してみたい。
キーワード:和服;チャイナドレス;文化の内包;異同点
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
第一章 和服について-2
1.1和服とは何かとその由来-2
1.2和服の発展歴史-3
1.3和服の種類-6
第二章 チャイナドレスについて-9
2.1チャイナドレスとは何かとその由来-9
2.2チャイナドレスド発展歴史-9
2.3チャイナドレスの種類-11
第三章 和服とチャイナドレスとの比較について-15
3.1服装の色彩-15
3.2服装の構造-16
3.3服装の図案-17
3.4服装の装飾品- 19
第四章 和服とチャイナドレスが体現した文化内容-21
4.1和服が体現した文化内容-21
4.2チャイナドレスが体現した文化内容-22
4.3両者の文化内容の異同-23
4.4両者の服飾文化を影響する原因-24
おわりに-26
謝 辞-27
参考文献-28