要旨:中国でも日本でも、扇子は随所に見られるもので、日常生活にも舞台にも、いつもわずかな場所を占めている。扇子は実用的な納涼ツールではあるが、装飾するだけでわなく、両国文化に不可欠なものとなったのである。
中国で最初に発明されたのは団扇で、それが奈良時代になって日本に伝わった。日本に伝来した後、日本人は団扇に啓発され、扇を発明して、逆に中国に伝わったのである。
扇子は中日友好のキャリアーであり、中日友好のシンボル的な存在とも言えるだろう。千年余りにわたり、扇子は友好のシンボルとして中日両国の間に往来し、両国の文化の発展にもささやかな力を添えたのである。扇子の起源と発展、扇子の機能と扇子に関する文学作品より中日文化の交流が見られる。この論文を通じて扇子が中日文化交流の間にどんな役割を果たしたかを探求し、扇子の比較を通じて中日文化交流の経緯を理解し、中日文化交流の特徴を把握しようと思う。
キーワード:扇子;中日友好;文化交流
目次
要旨
中文摘要
はじめに 1
第一章 中日両国における扇子の起源とその移り変わり2
1.1 中国における扇子の起源とその移り変わり2
1.2 日本における扇子の起源とその移り変わり3
第二章 中日両国における扇子の種類とその機能4
2.1 中国における扇子の種類とその機能 4
2.2 日本における扇子の種類とその機能 5
第三章 扇子に見られる中日文化の交流 7
3.1 扇子の起源と発展に見られる中日文化の交流7
3.2 扇子の機能に見られる中日文化の交流 8
3.3 扇子に関する文学作品に見られる中日文化の交流 8
終わりに 11
謝 辞 12
参考文献 13