要旨:十二億年前という遥かな昔、この地球に、酒を造る酵母菌の先祖が現れた。続いて、ほぼ二十万年前、人間が出現したが、その頃、酵母はすでに大きな進化を遂げ、糖を発酵してアルコールを造る機能を持つようになったと思われる。その酵母が、地上に落ち、果物を自然に繁殖させ、果物を発酵させた。 その後、人類は作物を栽培し収穫することを覚え、その貴重な食べ物と、目に見えない酵母を巧みに操って、酒を作り上げた。もちろん、酵母の存在さえ知らず、その概念ももたなかった当時の人々は、この発酵という不可解な現象を、すべて「神のなせるわざ」だと考えたに違いない。「古い文明は必ずうるわしい酒を持つ。すぐれた文化のみが、人間の感覚を洗練し、美化し、豊富にすることができるからである」といわれる通り、世界の民族は、独自の酒とその文化を育ててきた。それが民族間の交流によって各地へ伝播され、時代とともに改良され、進歩してきた。
キーワード:酒;歴史;変化;影響;未来
目次
要旨
中文摘要
はじめに.1
第一章日本酒の醸造歴史.2
1.1日本酒造 .2
1.1.1室町時期 2
1.1.2安土桃山時期 3
1.1.3江戸時期.4
1.2第二次世界大戦による三倍増醸酒の登場.4
第二章飲酒の普及6
2.1酒の種類.6
2.2飲酒の変遷 7
第三章日本の酒の文化 9
3.1ストレス解消.9
3.2コミュニケーションの活性化.9
3.3集団意識.9
3.4日本の酒の未来10
終わりに .12
謝辞 13
参考文献 .14