要旨:ゴミ処理に関して、日本では細かく厳しい体制が整っている。ライフスタイルの多様化に伴ってごみの内容が多様化し複雑化しているために、市町村の提供する分別方法は一段と細分化した。その背景には、各自治体のゴミ処理への考え方や処分方式の状況等に違いがあると思われる。
本論文は日本におけるゴミ問題に焦点を当て、具体的地域を例に、ゴミ分別の方法とその案内の多言語バージョンを比較した。その上、主な原因を探究した。まず第一章では、日本の一般廃棄物に関する法律を紹介した。第二章では四つの都市を例に、自治体のゴミ処理における差異を詳しく比較し、特に、分別方法と分別案内の多言語バージョンを中心に分析した。第三章では財政力と人口構成の面から、その違いが何に起因するのかを明らかにした。最後は日本のゴミ分別に対する考察を通し、中国のゴミ処理に対する参考意義を提出した。
キーワード:ゴミ分別、地域、差異、多言語バージョン
目次
要旨:
中文摘要
はじめに-1
第一章 日本のゴミ処理について-1
1.1ゴミの定義-1
1.2一般廃棄物処理の総則-2
第二章-地域におけるゴミ分別の差異-3
2.1 分別方法の差異-3
2.2 分別案内の多言語化の差異-4
第三章 地域差異の原因-5
3.1財政力の要因-5
3.2人口構成の影響-6
第四章 中国へのヒント-9
4.1地域に適した分別方法の作成-9
4.2分別案内の多言語バージョンの提供-10
終わりに-11
参考文献-12
謝 辞-13