要旨:厚生労働省「自殺統計」に基づく日本の年間自殺者数は、1998年以降14年連続して3万人を超える状態が続いていたものの、近年は減少傾向に転じ、2016年の日本の自殺者数は21897人で、2015年と比較して2128人減少している。しかしながら、諸外国と比較すると、日本の年間自殺者数はいまだに多く、自殺死亡率も高い状態が続いている。また、20代で死因の第一位が自殺となっているのは日本だけで、これは先進国の中でも異常なほど高い数字である。
また、2016年度自殺対策に関する意識調査で、毎年多くの人が自殺で亡くなっていることを知っているか聞いたところ、「知っていた」と答えた者の割合は53.6%、「知らなかった」と答えた者の割合は45.4%となっている。
20歳代は、2016年度自殺対策に関する意識調査において最も若い年代であるにもかかわらず、「本気で自殺したいと思ったことがある」という経験を持つ者の割合がその他の年代に比べ最も高い。自殺者数で最も多くの割合を占める中高年代だけではなく、自殺について高いリスクを持つ若い世代についても、焦点を当てた対策を講じていくことが必要ではないか。
本論文は、日本人の自殺現状の研究を通じて、現代の日本人の自殺の原因を十分に理解することができる。また、その現状及び対策も了解することができると思う。自殺及びその対策を把握することは、しきりに自殺事件が発生する状况の予防に役たつ。
キーワード:自殺;自殺の主な原因;自殺対策;20代自殺者
中文摘要:根据日本厚生劳动省的自杀统计,虽然自1998年以来14年间每年的自杀人数均超过3万人,但是近几年此现象有所好转。平成28年的自杀人数为21897,与平成27年相比减少了2128人。然而与外国相比,日本每年的自杀人数以及自杀死亡率仍旧居于高位。并且,自杀成为20岁~29岁人群死因第一位的仅有日本,这在发达国家中是很严峻的形式。
在平成28年自杀意识的调查中,仍有45.4%的人对于自杀现状毫无所知。20岁~29岁虽然是调查中最年轻的人群,但他们却是“有认真考虑过自杀”比例最高的人群。对于这种情况,防护政策不仅仅要面向自杀人数较多的中老年人,也应该面向有着自杀高风险的年轻人群。
本文通过对日本自杀现状的研究进而了解其中的自杀原因与其相关对策。掌握了自杀的情况与其对策,才能防止自杀事件的频频发生。
关键词:自杀;自杀的主要原因;自杀的对策;20岁人群自杀者
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
第一章 自殺についての紹介-2
1.1自殺の定義-2
1.2自殺のタイプ-3
1.3自殺の原因-3
第二章 日本の20代における自殺の主な原因-4
2.1日本の20代の自殺現状と特徴-4
2.2日本の20代の自殺と健康問題の関係-5
2.3日本の20代の自殺と経済•生活問題の関係-6
2.4日本の20代の自殺と家庭問題の関係-6
第三章 日本の20代における自殺者の傾向と特徴-9
3.1日本の20代男女自殺者の特徴-9
3.2男性自殺者の傾向と特徴-10
3.3女性自殺者の傾向と特徴-11
第四章 日本人の自殺の予防対策-13
4.1日本人の自殺対策に関する意識調査-13
4.2自殺の予防対策-13
おわりに-17
謝辞-18
参考文献-22