要旨:科学技術の発展に従って、今までの教育方法はこれから情報化時代、人工知能時代に入って、前の知識の伝授法は時代と合わなくなったのに、勉強法は古かった高校までの「お勉強」と大学での「学び」はどう違うか。受身型勉強から自ら考え表現する学問的姿勢の架け橋として考える方法を解説しようとする『大学での学び方』はレポートや卒論執筆に際し、書き方以前にそもそも「何をどう書いていいのかわからない」人に向け、問いをたてることの重要性と、どうやって問いをたてるのか、というヒントを具体的に示すテキスト。「自ら考え、表現する」具体的方法を語り口調で解説することにより、高校生・大学生はもちろん、新社会人にも有益な情報を提供する。
本論は中日両国の先行研究をまとめ踏まえて、『大学での学び方』と言う書籍の序思考への誘いから思考の準備、「読む」ことから問う、「問う」ための工夫という四つの章節の翻訳を通して、本格的な大学の学び方を解読しながら身に着けたい。それに問いを立てる力の必要性を探求したい。これからの国際社会を生き抜くために必要とされるスキル。知識だけでなく、問題解決能力、思考力、コミュニケーション能力などのスキルなんだ。最後、今中国の教育情勢と結びつけて、中国大学生の状況、特にゼロスタートの日本語科の学生に合わせるように対策を立てて、評価したい。これからの時代は人材の要求も変わり、思弁能力、創造力の人材が必要だが、その教授法、ないし学び方は変えなければらない時期になるから、『大学での学び方』の翻訳、考察を通し、今後の21世紀の学び姿を構築したいと思う。
キーワード:東谷護;『大学での学び方』;教育方法;大学生;思弁能力
中文摘要:随着科学技术的发展,之前传统的知识传授方法已经不再适应新的信息化、人工智能化时代所需要的教育方法。但是在学习的方法上,高中为止的传统的 “学习”和大学的“学习”两者又有什么不同呢?作为解说从被动地学习到主动思考的学问姿态的桥梁,《大学的学习方法》是为在写报告和毕业论文时“不知道写什么、怎么写”的人具体展示提问的重要性、怎样提问等提示的文本。用说话的语调来解说“自我思考、表达”的具体方法,为高中生、大学生,甚至是新入社会的人提供有益的信息。
本研究是在中日两国在大学教育方式改革的先行研究的基础上,从《大学的学习方法》这本书序言开始,通过对“思考的准备”、“从阅读到提问”、“为了提问而做的准备”这四章内容的翻译,解读真正的大学的学习方法并掌握该方法。另外还希望探究提问能力的必要性,并且不只是知识方面,还想探究解决问题的能力、思考能力、沟通能力等技能(的掌握方法)。最后,结合中国现如今的教育形势,为中国大学生,特别是零基础的日语专业学生提供对策并进行评价。今后的时代发展对人才的要求也发生了变化,具有思辨能力、创造力成为了必要的条件。因为已经到了不得不改变教育方法和学习方法的时候,所以希望通对《大学的学习方法》的翻译和考察,构建出此后适应21世纪的学习形式。
关键词:东谷护;《大学的学习方法》;教育方法;大学生;思辨能力
目次
中文摘要
要旨
はじめに-1
本論-2
1 現在大学教育現状-2
1.1 今大学の教育現状の考察-2
1.2 本研究の目的と意義-3
1.3 教えることから学ぶことへと-3
2 東谷護の『大学での学び方』について-4
2.1 思考の準備(思考的准备)-4
2.1.1 思考は問うことからはじまる(从提问开始进行思考)-4
2.2 「読む」ことから問う-8
2.2.1 「複線的」、「知識を得る」、「批判的」-8
2.3 「問う」ための工夫(为了而做提问的准备)-11
3 質問から思弁能力への養成方法の様々な学説-13
終わりに-14
参考文献-15
謝 辞-16