要旨:「する」と「やる」は日本語のなかで、もっとも大切な常用の動詞の一つである。この二つの動詞はそれぞれ自体の意味も使用方法もたくさんあり、共通点も相違点もある.各々の文化機能について、置き換えられる場合、置き換えられない場合、継続する方法などに共通点と相違点が入り混じり、日本語を学習するときに誤りを犯しやすい。本稿は中国人の日本語学習者という立場に立って、両語の慣用句、使用法上の、共通点、相違点をまとめることに重点を置きたい。中国人の日本語学習者に、多少とも参考になることを希望する。
キーワード:「する」;「やる」;文法機能;置き換える;慣用句
中文摘要:“する”和“やる”是我们学习日语时最基础最常用的动词之一,这两个词语本身各自包含许多意义和用法。它们之间在语法和使用方法方面存在着许多相似之处,同时也存在许多的不同点,各自的语法职能,可替换使用之处不可替换之处等方面容易误解和误用。本论文从中国人学习日语近义词的角度,着眼于两个词语的词源,语法职能,各自所构成的惯用句等方面,重点放在它们的异同之处,总结它们之间的规律,希望能对中国的日语学习者提供一些帮助。
关键词:“する”;“やる”;语法职能;替换;惯用句
日本語の中には、大変似通った意味を持つ言葉がある。「する」と「やる」はそのなかの一つである。それ自体の意味、使用方法などには共通点がたくさんあるが、相違点もあるため、使用の際日本語学習者はまちがいやすい。本稿は実際のデータをもとに、「する」と「やる」各々の主な文法機構や使い方を検討する。さらに、それぞれの連語、フレーズ、常用のセンテンス、特別な使い方、通用される場合、置き換えできない場合等、いろいろな方面で、検討する。
まず「する」の他動詞としての用法と自動詞としての用法を整理し、これがものごとの状態や行為の動作を示し、また意志的行為も、無意志的行為も示せることを知った。一方、「やる」は単純な行為を示す動詞で、使用範囲が「する」よりかなり狭いことがわかった。
本稿は「する」と「やる」それぞれの文法機能、他品詞との接続、特別な用法、常用のセンテンスなどの分析を通じて、置き換え可能な場合と不可能な場合を比較することにより、これらの使い分けを明確にした。
日本語のなかで、「する」と「やる」以外にも、非常に近い意味を持つ言葉がまだ沢山ある。今後もそれらの研究に取り組み、日本語に対してのさらに深い理解を得たいと思っている。