要旨:中国の文化と文字はとっくに日本に伝わったため、日本の文化は中国の文化から深い影響を受けた。そこで両国の言語の中に当然なこと、同じ言語の現象あるいは似ている言語の現象が多くある。その一方、時の経つのにつれて、日本人は次第に自分の言葉を改善し、日本語の表現や使い方などを日本人の心理と考え方に近づけさせた。
4年近くわたって日本語の学習を通して、筆者は日本語の助数詞のことに少し理解があった。日本語は中国語と同じ、多くの助数詞がある。その中では一部分の助数詞は中国語の助数詞の用法と同じである。また、日本語にも中国語にもお互いに使い方の違う助数詞もある。更に、中国語には全然ない助数詞は日本語にもたくさんある。筆者は日本語の助数詞において興味があって、日本語の助数詞を列挙したり、分析したりすることを通して、中国語の助数詞の使い方と比較しながら、日本語の助数詞の使い方などを身に着けようと思っている。
研究方法については、日本語の助数詞の例を列挙し、中国語の助数詞の使い方との対照を通して、日本語の助数詞の使い方を分析、総括したいのである。文章の構成を言うと、第一章では日本語と中国語の助数詞の使い方を対比する。それから簡単に両国語の助数詞においての差異の原因を探る。使い方の対比について具体的に言えば、五つの部分に分けられる:⑴同じ漢字で、中国語での使用範囲は日本語の使用範囲より大きい⑵同じ漢字で、中国語での使用範囲は日本語の使用範囲より小さい⑶同じ漢字で、組み合わせる名詞が違う⑷同じ漢字で、使い方が合う⑸違う漢字で、使い方が合う;第二章では中日両国語の助数詞の独立性について述べたいのである;第三章では両国語の対訳をする時、その訳し方について述べる;第四章では数詞と助数詞の重なりについて述べる。
キーワード:中国語の助数詞、日本語の助数詞、使い方の差異、助数詞の独立性、「数詞+助数詞」 、訳し方、数詞と助数詞の重なり