要 旨:日本語の学習者が「見える」と「見ることができる」の使い分けについてよく間違えるので、その使い分けを明らかにすることを試みる。
研究方法としては、「見える」、また、「見ることができる」しか用いられない場合、そして、「見える」と「見ることができる」のどちらでも用いられる場合を検討するのである。
研究により、「見える」、また、「見ることができる」しか用いられない場合、そして、「見える」と「見ることができる」のどちらでも用いられる場合の特徴を明らかにした。「見える」と「見ることができる」のいずれも用いられる場合は必ず場面が必要である。また、どちらでも用いられるが、言い換えられないのである。用いられる言葉により、強調する情報が違うということが分かった。
本稿の研究で、「見える」と「見ることができる」の使い分けが明らかになった。その使い分けがよく理解できれば、日本語学習者の間違いを少なくすることができる。
キーワード:使い分け 場面 判断 対象 強調情報
摘 要:日语学习者经常会将「見える」和「見ることができる」的用法搞错,因此,有必要弄清它们的区别。
首先研究只能用「見える」及只能用「見ることができる」时的情况,接着研究同时能用「見える」和「見ることができる」时的情况。
通过研究,可以了解到只能用「見える」时、只能用「見ることができる」时,及两者都可以用时的特征。同时,也说明了在两者都可以用的情况下,必须具备一定的前提条件。虽然都可以用,但并不能互用。而且因为所用词的不同,表达的意思会发生变化。
只要能清楚地理解「見える」和「見ることができる」的用法区别,就能减少错误。
关键词:用法区别 成立条件 判断 对象 强调信息