要旨:日本に行って、ごみ政策に感心した中国人留学生は多いのではなかろうか。筆者が留学している栃木県宇都宮市ではごみ有料化が実施されていないが、筆者が以前ホームスティで訪れた栃木県那珂川町では、ごみ有料化政策が実施されている。筆者が所属する宇都宮大学国際学部高橋研究室の同級生に聞いたところ、同級生の出身地である九州と青森の町でもそれぞれごみ有料化が実施されていたとのことで、九州出身の同級生はが物心がつく頃からごみ袋を買っていたと話していた。
ごみ有料化は、ゴミを減らすインセンティブを与える役割をしていることが評価されている。これは家庭から排出されるごみについて、その処理に必要な費用の一部を住民側に負担させる事により、ゴミの排出量の減量化を図ろうとする制度である。ごみ減量化に加え、ごみ処理費用の削減もそれに付随する目的として挙げられる。つまり環境税の一種として考える事が出来る。また、その他の効果としてごみ処理費用負担金の公平性の確保や、ゴミ問題への関心を促すという事も数々の先行研究の中で指摘されている[ 京都教育大学教育学部地域環境学石川研究室. 日本の自治体における家庭ごみの有料化制の現状とこれから. [D]. 2001]。
以上のことから、本稿は、日本におけるごみ有料化の減量効果と経済効果について、栃木県を事例として明らかにすることを目的とする。
【キーワード】ごみ有料化;指定袋手数料;減量効果;経済効果
【摘要】日本的垃圾分类等政策都做得很好,通过留学笔者更是深有体会。本稿主要介绍有助于提高垃圾减量效果的垃圾收费化。这个政策主要通过从居民方收取一部分的垃圾处理费用,也就是通过类似于环境税的方式,来达到其减量效果,也可能在某种程度上实现一定的经济效应。另外,很多先行研究显示此政策在确保垃圾处理费用的公平性和激发公民对于垃圾问题的关心等方面也会有一定效果。本论文的主要目的是通过总结先行研究和分析枥木县的具体事例验证垃圾收费化在日本的减量效果和经济效果。
【关键词】垃圾收费化;指定垃圾袋的手续费;减量效果;经济效果