要 旨:皆さんご存じのように、日本が集団意識によって、戦後わずか二、三十年の間に、世界第二位の経済大国になった。日本人の集団意識は自らの言動と矛盾し、複雑に入り組み、その様々な特性は日本人の複雑な心理状態、生活様式と思惟の方式を育成した。国際化が進んでいる現今では、日本人はその性格の長所を宣揚し、短所を避けるべきである。このようにすれば、日本は更に調順に国際化の道を進むことができると思う。
キーワード:集団意識、国際化、対策
日本人は自分の属している組織との一体化を図り、自分を犠牲にしてでもその組織のために懸命に尽くす。このような組織との一体化、組織への忠誠は、普通「集団意識」と呼ばれている。日本人のこの集団意識は日本の社会発展と歴史の過程に対しても巨大な影響を及ぼし、日本人の最も重要な民族意識の一つになったと思う。この論文は日本人の集団意識の形成、美点、欠点などを紹介する。また、国際化が進んでいる現今では、一国の経済利益を世界経済の一環として考えるべきである。このようにすれば、日本の国際路線を延長することができる。詳しくは本論とする。