要 旨:フリーターについて興味を持ったのは大学2年生の時、「フリーター」と言う教育映画を勉強したのが契機である。その中には自分の夢を持ってフリーターをする人もいたし、就職するのがいやでフリーターをする人もいたし、自分のしたいことを人に拘束されず、するのがいいと思ってフリーターを選択した人もいた。「働くこと」は、誰にとっても非常に大事な事である。就職は人間が結婚の相手を選ぶのと同じように就職に対しても慎重に選ばなければならない。
日本のフリーターは90年代初、バブル崩壊の下で出現し始めた。80年代はバブル崩壊とその後10年余りの倒産、自己破産が激増した時期である。企業は新規採用を抑制し、就職難によって、フリーターが増加するようになった。長期にわたる不景気がデフレーションを誘発し、労働者の給与は減少傾向をたどり、非正規雇用によるサービス業従事者が増加した。
本論では、まずフリーターの用語について述べ、次に、フリーターの状態、フリーター増加原因を分析し、最後に、フリーターの社会的影響について述べて行きたい。