要旨:言葉は国の文化を伝承する重要なメディアとして、国際的に他国と交流するための基礎なのである。一国の言語は、長い歴史の中で形成された歴史文化、生活習慣、考え方などにかかわり、その中で、謝罪用語はなくてはならないものであり、異文化コミュニケーションを行ううえで、互いに親しくなれる重要な手段としての存在である。
本稿は、日常コミュニケーションや歴史の発展などの視点から心理意識を検討した。謝罪表現の多様化から持たらされる効果およびそこに含まれる協調心理、婉曲心理や民族心理を検討し、日本人が前述の三つの心理要素から謝罪し、同じ謝罪意味でありながら、別々の心理意識によって言葉を選んだときに区別があるという状況を深く分析し、謝罪行動に影響を与える社会文化の要因を検討した。そのほか、心理要素に基づき、より良好にコミュニケーションをはかるための提言を加えた。
キーワード:謝罪用語 民族 文化 心理
中文摘要:语言是一个国家文化传承的重要载体,也是走出国界与他国进行交流的基础。在一国语言中所积淀形成的表达方式必然与该国的历史文化、生活习惯及思维方式等息息相关。其中必不可少的道歉用语则毫无疑问是在跨文化交流中使双方关系趋向融洽的重要手段。
本论文从日常交流和历史发展等角度对心理意识进行了研究。探讨了道歉用语的多样化以及其蕴含的协调心理、婉曲心理、民族心理三要素,并对于日本人出于以上三种心理使用道歉用语、同为道歉用语却因心理因素不同在使用过程中存在差别等情况作了深入的分析,进而从社会文化因素对道歉用语所产生的影响进行了研究,最后对于如何更好地依据心理因素进行人际交往提出建议。
关键词:道歉用语 民族 文化 心理