要旨:日中両国とも教育を非常に重視する国である。両国とも教育の発展が重要なのである。日本は明治維新以来、新しい教育制度を輸入して初めて大勢の人材を国家のために育成した。日本教育の中で児童の教育は重要である。国連の「児童権利条約」を承認して以来、日本は自国の児童向けの教育制度を制定することになるのだ。しかも、軍国主義の影響を除いて、児童文化を形成し、それぞれの手段を利用して児童の生活のために役立ってた。
日本に比べ、中国は児童文化の面では大分後れている。中国では児童向けの教育は就学前教育と呼ばれている。つまり、児童教育である、日本の児童文化と同じなのだ。しかし、現在、多くの問題が存在しているのだ。中国における主要問題は次のいくつかにまとめられる。就学前教育の発展が不均衡であり、地域差が大きい。新しい趨勢の下で、幼稚園の経営システム、教育様式、教育改革、家庭と地域社会の連携等、児童教育の領域で開発、検討しなければならない課題がまだ山積みされている。
日本の児童文化はいままで偉大な成果を収めたことになるのだ。しかし、問題も存在する。中国は日本の児童文化の成功を学ぶとともに、その問題もできるだけ防止する必要がある。児童の健康を助長するために、良い環境を築くこともその一例である。子供はスタートラインから保護の対象としてだけでなく、権利の主体として、その形使に参加すべきである。
キーワード:児童文化;児童教育;中日比較
目次
中文摘要
要旨
第1章-はじめに-1
1.1 日本の児童文化の背景-1
1.2 先行研究と本研究の方法-3
第2章 日本の児童文化-5
2.1 児童文化と子どもの権利条約-5
2.2 日本の児童文化の発展とその変化-6
2.3 児童文化の中の問題点-7
第3章 日本の児童文化の現状-9
3.1 児童文化論批判と「子ども文化」概念の登場-9
3.2 大人文化としての児童文化-9
3.3遊びを主体とした文化-9
第4章 中国への啓示-11
4.1 日本の児童文化と中国の児童文化の比較-11
4.2 中国の児童文化の道-11
第5章 おわりに-13
5.1 本研究の新しい観点-13
5.2 本研究の意義と欠点-13
5.3 今後の展望-14
参考文献-15
謝 辞-16