要旨:18世紀に産業革命が起こって以来、私たちの生活は劇的な変化を遂げ、非常に豊かなものとなった。その中でも、とりわけ私たちの生活の中で中心的な役割を果たしているものが、石油、石炭をはじめとする化石燃料である。この化石燃料については、世界で使われるエネルギー総量のおよそ5割が先進国を中心とした、世界人口のおよそ2割程度が使用するというアンバランスな状態になっている。さらに、今後は発展途上国のエネルギー需要の増加や、不安定な中東情勢などの影響により、有限資源の獲得をめぐる国際間競争が激化していくことが予想される。このような世界情勢の中で、私たちが住む中国では、人口は多すぎのために、新しい技術の開発とともに、今後も継続してエネルギーを安定供給していくことが重要な課題となっている。
本稿では、日本における石油危機の影響から、日本人のエネルギー危機意識の成因を探求し、危機は日本にもたらしたものは悪の他に、絶え間なく新しいエネルギー技術が開発されつつあります。その一方で、中国におけるエネルギー問題を見出し、中国のエネルギー需給危機シナリオから持続可能な発展のモデルまで検討し、エネルギー危機意識の薄い問題解決への糸口をつかむことを目指した。
キーワード:日本人;エネルギー危機意識;持続可能な開発
目次
中文摘要
要旨
第1章-はじめに-1
1.1 人類の進化と文明の発展からエネルギー問題にまで-1
1.2 日本と中国における『エネルギー危機意識』への研究-1
1.3 本稿の研究の目的-1
第2章-石油危機の影響と対応-3
2.1 日本のエネルギー問題-3
2.1.1 資源の乏しい国-3
2.1.2 高まる石油依存度-3
2.2 石油危機の日本への功罪-4
2.3 エネルギー流体革命の事例―北海道のエネルギー問題-9
第3章-中国のエネルギー危機シナリオ-11
3.1 中国のエネルギー事情-11
3.2 中国のエネルギー需給危機シナリオ-12
3.3 持続可能な発展のモデル-12
第4章-おわりに-15
4.1 総括と我々の責務-15
4.2 エネルギー環境教育-15
参考文献-17
謝辞-18