要旨:日本人は自分の主張を述べる時、相手の意見や主張をよく顧慮する。更に、相手がまだ自分の意見を言わない時、進んで相手たちの意見や考えを理解し、他人の考えに従って行動する傾向がある。欧米人の自己主張と違い、日本人は日常習慣の中で自己抑制の表現が多い。本課題は日本文化、日本人の行動様式、例えば日本人は集団の中に生き、個人の力より集団の力を重んじる;日本人は微笑を非常に重要な交流の手段と思い、いつも微笑んで他人と付き合う;日本人は本音と建前を使いこなすなどのところから日本人の性格を分析しようとする。日本人の思考様式の背景を研究することで、異文化コミュニケーションを順調に進めたり、カルチャーショックによる誤解や矛盾を減少したりする。最後に、日本人の自己抑制を研究することで、自己抑制が仕事と生活上の摩擦やトラブルを減少し、人々に平和をもたらし、日本社会の結束力を増強するなどのことに役立つことがわかった。しかし、自己を抑制しすぎると、個人のパーソナリティーの形成と他人とのコミュニケーションには不利である。自己主張と自己抑制の中にバランスを見出し、相手の気持ちを顧慮し、良い人間関係を築いたり、自分の考え方を形成させたりすることができる。
キーワード: 日本人;自己抑制 ;日常習慣
目次
要旨
中文摘要
第1章 はじめに-1
1.1 研究の背景と意義-1
1.2 先行研究と本研究の方法-1
第2章 自己抑制の要因-3
2.1 自然条件と稲作文化からの分析-3
2.2 家制度からの分析-3
第3章 日本文化、行動様式からの自己抑制-5
3.1 集団主義から見る自己抑制-5
3.2 本音と建前から見る自己抑制-6
3.3 微笑から見る自己抑制-7
第4章 自己抑制のメリットとデメリット-9
4.1 自己抑制のメリット-9
4.2 自己抑制のデメリット-9
第5章 おわりに-11
5.1 まとめ-11
5.2 本研究の欠点と今後の展望-11
参考文献-13
謝辞-14