要旨:日本人の「縮み」志向について、韓国学者李御寧[ 李御寧イー・オリョン 1934年生まれ。ソウル大学大学院碩士。文学博士。専門分野は、批評文学、記号学。梨花女子大名誉教授。韓国の初代文化相。現在、中央日報社常任顧問。著書に『韓国人の心 増補・恨の文化論』『「縮み」志向の日本人』『「ふろしき」で読む日韓文化』などがある。
]の著作『「縮み」志向の日本人』という本で詳しく叙述された。この本も初めて細かいところから日本人の「縮み」志向の様々な様相を述べた。室内飾りや庭園設計から自然や社会まで、世界人に新たな日本人の一面を認識された。日本人の「縮み」性格は日本の限りの資源と密接な関係がある。人が多いと土地が少なく、自然資源が足りない日本で、効果的に有限な空間を利用することは彼たちの生きる道である。「縮み」志向を持っている日本人は十分に自然の恵みを縮めて狭い庭や空間の中に置く。日常生活の中で、小さいと可愛いものがどこでも見え、国民性格の形成も「縮み」志向の影響を受ける。且つ、全世界経済の発展と情報一体化が絶え間なく歩調を速めるに従って、日本人は「縮み」志向を強まり、「縮み」技術領域で目覚しい成果を得た。日本人の「縮み」志向は民族が卓越を求め、生存と発展を追求する独特な表現形式である。この論文は日本人の「縮み」志向を通じて、世の中の人たちに違う日本を発見され、その上に効果的に有限な空間を利用し生きると発展することや最大価値を造ることなどの重要性を重視されるという目的である。
キーワード:「縮み」志向;有限な空間;生存と発展;国民性格
目次
要旨
中文摘要
第1章 序論-1
第2章「縮み」志向の概念と原因-3
2.1「縮み」志向の概念-3
2.2「縮み」志向の原因-3
2.2.1 地理的原因-3
2.2.2文化的原因-4
第3章「縮み」志向における日常生活の表現-7
3.1入れ子型-7
3.2扇子型-7
3.3お姉さま人形型-7
3.4能面型-7
3.5紋章型-8
3.6庭園の構造-8
3.7飲食文化の表現-8
第4章 日本における「縮み」志向の影響-11
4.1繊細な国民性格-11
4.2曖昧の政治-11
4.3微技術の発展-12
第5章 結論- 13
参考文献-15
謝 辞-16