要旨:日本は先進国であり、経済、文化、教育などの方面において世界の各国に影響を与えている。古代から、中国と日本の付き合いは密接であった。現代、中国の経済の発展とともに、中国と世界各国の行き来もますます頻繁になっているが、その中には勿論日本という隣国もおり、中国側としてもその隣国に大変な関心をもっている。
教育は国家の国民素質の決定要素であり、若い人に対する教育はその国の発展と直接的な関係がある。これはわが国が教育を重視し、義務教育を普及している主な理由である。一方、女性は社会の一部分として、いろいろな面から自分の役割を果たしている。
それなら、日本という隣国では、女性に対する教育をどう行っているだろうか。それがまた、女性の社会地位にどんな影響を与えているのだろうか。これらの問題を明らかにするために、本稿は戦前と戦後の日本女性に対する教育を通して、日本女性の地位変化を論じたい。
本稿では、まず、日本の戦前と戦後の中等教育について述べる。次に、日本の戦前と戦後の良妻賢母教育について述べた後、さらに、日本の戦前と戦後の高等教育について述べる。最後には、比較を通して女性の地位変化を分析する。
キーワード: 日本の中等教育;良妻賢母教育;高等教育;女性の地位
目次
中文摘要
要旨
第1章 はじめに-1
第2章 日本の中等教育-3
2.1 戦前の中等教育-3
2.1.1 「女子」と「実業」の分化-3
2.1.2 「中学校」-男子のための普通教育-3
2.1.3 男女の教養の格差-4
2.2 戦後の中等教育-4
第3章 日本の良妻賢母教育-5
3.1 日本の良妻賢母思想の起源-5
3.2 日本の良妻賢母教育-5
3.2.1 良妻賢母教育の台頭-5
3.2.2 民法をバックに良妻賢母教育の浸透-5
3.2.3 良妻賢母の作用-6
第4章 日本の女子高等教育-7
4.1 各時代の女子高等教育-7
4.1.1 戦前の女子高等教育-7
4.1.2 戦後初期から80年代の女子高等教育-8
4.1.3 80年代以降の女子高等教育-8
4.2 各時代の高等教育が女子のキャリアに与えた影響-9
第5章 おわりに-11
参考文献-13
謝 辞-14