要旨:1905年の日露戦争が終戦した後、日本からの移民が満州へ陸続と入植した。始まったばかりの時、人数が多くなかった。満州が完全に占領されるに至って、移民政策も広めて実行させ、数多くの日本人は満州へ入植し、軍事行政の人員、商工業界の人士、武装部隊続々と送られてきた。これらの人は日本本土から満州へ入植し、地理上の変更は日本人の一部分となった伝統文化と社会属性を変えなかった。
本稿では満州移民のいくつの移民類型を例として、中国における団員たちの生活を通して、日本人の集団意識を分析してみたいと思う。本稿では、まず、満州移民開拓民の種類を簡単に紹介する。次に、「集団開拓団」及び「集合開拓団」における移民の農業経営を分析し、日本人の集団意識がどのように農業経営に浸透したかを検討してみたい。そして、「分散開拓民」における移民の生活実態を分析し、社会生活の面がどのように日本人の集団意識を反映したかを検討してみたい。最後に、満蒙開拓青少年義勇軍の訓練と教育を分析し、その武士道の考え方を植えつける教育方式から日本人の集団意識を検討してみたい。本稿では、満州移民を検討することを通し、満州開拓政策、また日本の国民性を理解し、客観的に日本人と日本社会を認識し、国際交流が順調に行こうと期待している。
キーワード: 日本;満州移民;類型;集団意識
目次
中文摘要
要旨
第1章 はじめに-1
第2章 集団開拓民の農業経営からみる集団意識-3
2.1 満州移民の農業経営-3
2.2 集団意識が農業経営における表現-3
第3章 集合開拓民の宗教移民からみる集団意識-5
3.1 集合開拓民の宗教移民-5
3.2 宗教移民の集団意識の反映-5
第4章 義勇軍の武士道精神からみる集団意識-7
4.1 移転背景および軍事訓練-7
4.2 義勇軍の武士道精神からみる集団意識-7
第5章 おわりに-9
参考文献-11
謝 辞-13