要旨:
石川達三(1905-1985)は、日本現代有名な社会派作家である。1938年、中国で滞在中の見物により、この中編小説『生きている兵隊』を創作した。南京大虐殺に関与したといわれた第16師団33連隊に取材し、高島軍隊が華北から南京までの戦闘の状況を書き、日本軍隊が中国での捕虜虐殺や略奪などを記録した。この小説は石川氏の人生と創作生涯に大きい影響を与えた。本文は当時日本社会の背景から全面的に当の作品を分析して、南京大虐殺の真実と当時日本国内の軍国主義思想を証明する。
キーワード:石川達三; 『生きている兵隊』; 南京大虐殺; 軍国主義
目次
摘要
要旨
はじめに-2
1石川達三と『生きている兵隊』-3
3.1『生きている兵隊』の序-3
1.2『生きている兵隊』の内容と主題-4
3.3石川達三へのインタビュー記事-6
2南京大虐殺についての認識-8
2.1背景と経緯-8
2.2 中国の態度-9
3軍国主義の小論-11
おわりに-14
注 釈-15
参考文献-15
謝 辞-16