要旨
ここ数年、料理をテーマとする日本の映画やドラマが若者の中で人気が高い。成都は「美食の街」と呼ばれ、若者たちは生活の質を大切にしている。筆者は日本文化を知るための手段としての料理系映画・ドラマが現在の成都の若者の意識、生活スタイルに何か影響をもたらすか、ということを究明し、成都の15歳から30歳までの若者を対象に、質問紙調査とインタビューを行った。
以下の調査結果を明らかにした。①成都の若者たちは日本料理系映画・ドラマの中に現れた「職人魂」を高く評価する。生活に対する丁寧な態度がもっとも大切だと思われる。②日本の食文化もこれらの映画・ドラマを通じ、伝わり広まっている。より多くの成都の若者は日本料理に関心を持ち、多元化的な食文化に接触できるようになった。③現実社会で大きなプレッシャーを感じた若者は、料理系映画・ドラマを通じ、心と体が癒され、最高のリラックス体験になるということがわかった。
キーワード:日本の料理系映画・ドラマ 成都の若者 影響
目次
摘要
要旨
はじめに-1
1 日本料理系映画・ドラマの発展-2
1.1 料理系映画・ドラマの定義-2
1.2 料理系映画・ドラマの発展-2
2 日本料理系映画・ドラマの特徴-3
2.1 よだれを流した料理レンズ-3
2.2 清新で暖かい映画のスタイル-3
2.3 温情に満ちたストーリー-3
3 調査結果-3
3.1 質問紙調査-3
3.2 インタビュー調査-9
おわりに-10
付録1-11
付録2-13
参考文献-14
謝辞-15