日本の映画・ドラマから見る癒し系文化
要旨:癒し、ヒーリング(英語:healing)は、心理的な安心感を与えることである。またはそれを与える能力を持つ存在の属性である。癒しの持つ力は心身ともに持続的・恒久的・継続的な安らぎの効果をもたらす。近年は若者を中心として、癒しの特徴、特性を持つ人物や物体、詩などを「癒し系」と表現することがある。癒しという言葉は最初音楽の分野で流行っていた。その後、映画やドラマなどに発展してきた。まず、本稿は日本の映画ドラマにある癒し系文化構造の方式、特徴、効果を検討してみたい。また、「癒し系」という言葉が出現するのはその時の日本の社会状況にも多く関わると思われる。次に、その社会状況、つまり癒し系文化の形成背景を探してみる。日本で誕生した「癒し系」文化は世界に広がってゆく。中国での知名度も拡大してゆく。最後に、その原因と影響を検討してみたい。
キーワード:日本 癒し系 映画・ドラマ 文化 特徴 効果 影響
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに-1
2.癒し系について-2
2.1.癒し系の定義-2
2.2癒し系の現れる原因 -3
3.映画・ドラマから見る癒し系文化-3
3.1美食題材「癒し系」映画・ドラマの特徴-4
3.2宮崎駿アニメ映画の特徴-7
4.癒し系の文化根源-10
4.1日本の自然観-10
4.2「集団主義」の影響 -11
4.3他国で「癒し系」流行る原因-12
5.終わりに-13
謝辞-14
参考文献-15