要旨
青少年の自殺は世界各国が重視する問題になった。そして、日本も中国WHOによって「自殺大国」と認定され、特に青少年の自殺は深刻な社会問題になってきた。青少年の自殺についての研究も盛んになってきた。これまで「青少年の自殺」についての研究成果が数多く蓄積されている。しかし、中日両国の青少年の自殺の状況・原因を深く比較、分析した研究はあまり見られない。中国と日本はアジアに属していて、地理関係においても一衣帯水の隣国であり、文化などの面で密接な関係を持っている。したがって両国の青少年の自殺を比較、分析、研究することは有意義なことである。それゆえ、比較社会学、比較心理学などの方法で学校・家庭・社会という新たな角度から中日両国青少年の自殺を考察してみた。考察結果は多くの発見をもたらしてくれた。
筆者はこれらの分析を通じて、学校教育・家庭・社会の角度から、中日青少年自殺の原因、心理などについて比較し研究した。そして、自殺予防についての自分なりの提言をし、できるだけ青少年の自殺を防止することができるということが分かった。
キーワード:青少年;自殺;中国;日本
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに1
2.自殺とは何か1
3.先行研究2
4.中日の自殺の歴史2
4.1中国の自殺の歴史
4.2日本の自殺の歴史
5.近年の中日の青少年の自殺について4
4.1中国の青少年の自殺の現状
4.2日本の青少年の自殺の現状
6.青少年の自殺の原因5
6.1心理面
6.2社会面
7.青少年の自殺問題への中日の対策7
7.1中国における対策とその効果
7.2日本における対策とその効果
8.青少年の自殺防止のための試案8
8.1学校での対策
8.2家庭環境
8.3社会の責任
9.おわりに9
参考文献10
謝辞