要旨:『沈淪』は郁達夫が日本で留学する生活の経験によって完成した作品である。『沈淪』の主人公はあちこちで留学にした間に先進的、自由的な思想を受けた。この中国とユーロッパの文化を溶け合う時代に成長した主人公は複雑な思想を持っていた。『田園の憂鬱』の主人公は偏屈で高慢だけど、気が弱くて有名ではなかったという詩人である。二人は気持ちが寂しく、消極的に倦怠していた行為と気持ちを持っていた。それだけでなく、二人は精神状態が敏感敏感であり、体もひ弱であった。しかし、そのふたりは全然違った憂鬱症の原因があった。郁達夫の小説の主人公の憂鬱原因は中国の国情であった。人々は苦しい生活をしていた。国力も弱いので彼は劣等感を抱いているから、何もできなかった。佐藤春夫は世紀末のような退廃的な雰囲気に影響された。当時の日本の青年も消極であり、佐藤春夫は家族からのストレスもたまり、作品の中に深く憂鬱感を表現した。
本文は三部分から構成されるものである。第一部分は簡単的に佐藤春夫と郁達夫の生活背景と社会環境を紹介した。小説の出発点を了解する。第二部分は小説中似っている雰囲気と主人公の心理や表現を分析を通じ、作者の心から基本的な態度を得る。第三部分は中国と日本の社会背景、二人の生活の経験から主人公の憂鬱の原因について研究する。
キーワード:憂鬱 『田園の憂鬱』 『沈淪』
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
1 作家と作品-1
1.1『沈淪』-1
1.2『田園の憂鬱』-2
2 作品の憂鬱について-3
2.1作品中に憂鬱の雰囲気-3
2.2主人公の憂鬱の具体的な表現-4
3 憂鬱の原因-5
3.1社会の原因-5
3.2個人の原因-6
終わりに-7
参考文献-8
謝 辞-9