从《刺青》、《春琴抄》看谷崎润一郎的“恶魔主义”_日语论文.docx

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要旨:谷崎潤一郎(1886-1965)は明治、大正、昭和という三つの時代にわたって50年の創作経歴を有した日本の耽美主義の小説家である。国内外でその作品の芸術性が高く評価されている。現在においても近代日本文学を代表する小説家の一人として、評価は非常に高い。

本稿は、谷崎潤一郎の二つの名作―『刺青』、『春琴抄』を中心にして、彼の生涯からその「悪魔主義」の発生の原因を分析し、そして『刺青』、『春琴抄』に登場する主人公たちの性格と形象を分析して、谷崎潤一郎の「悪魔主義」を更に解明してみると考える。一方では、二つの作品を通じて谷崎が作った女性の形象を概括して、谷崎の「悪魔主義」の独特を解明してみる。

本稿は以上の研究により、次のような観点を明確にした:1、谷崎の文学は「悪魔主義」と呼ばれるのは作品の中に官能の刺激を重視し、病的な肉欲を求めて肉体の残忍さに女性の美を表現し、嗜虐と被虐から痛切な快感を味わっているのを体現するからである。2、早年に西洋の耽美主義の影響で耽美主義の創作の道を走っていたが、後に個人の経験などにより、特色な耽美主義、すなわち「悪魔主義」になった。マザーコンポレックスは谷崎の創作思想の重要な源泉であり、作品の中で女性崇拝という主題はそれと緊密な関係がある。3、官能美と女性美は谷崎の芸術世界で価値の唯一な判定基準である。女性美を追い尽くし、積極的に理性と社会の制約を捨てていた「悪女」を作った。「悪女」には「真」、「善」、「美」という美徳が見えない。4、谷崎の作品の本質は美に対する執着な追求である。これは「美しい者は強者であり、醜いものは弱者である。」という観点に呼応している。視覚と感知によって「美」を具象化になされて彼の思想と芸術の独特性を表示する。

 

キーワード:谷崎潤一郎、「悪魔主義」、悪女、官能美、嗜虐

 

目次

要旨

中文摘要

はじめに-1

1.谷崎潤一郎について-1

1.1生い立ち-1

1.2創作経歴-2

2.「悪魔主義」の形成-3

2.1「悪魔主義」と呼ばれる原因-3

2.2「悪魔主義」の形成原因-4

3.「悪魔主義」の表現-4

3.1『刺青』における「悪女」-4

3.1.1『刺青』のあらすじ-5

3.1.2「悪女」の性格-5

3.1.3「悪女」に対する男主人公の崇拝-6

3.2『春琴抄』における「悪女」―春琴-6

3.2.1『春琴抄』のあらすじ-6

3.2.2「悪女」の性格-7

3.2.3「悪女」に対する男主人公の崇拝-8

3.3「悪女」形象の特徴-8

4.「悪魔主義」の美-9

おわりに-10

参考文献-11

謝 辞-13