要旨:東野圭吾は風格のある巧妙な学校推理小説家として活躍していた。そして後に綿密なプロットをもって「写実本格派」と言う評価を得た。それをかけに東野圭吾の作品は伝統的な推理小説の枠から飛び出してしまい、多分野に渡るようになった。その作品は文学性や思想性や娯楽性などを含んでおり、読者に大きな新鮮な感覚を与えている。
本稿は東野圭吾の代表作である『白夜行』と『幻夜』の女性主人公を中心にして、その社会事情を背景に、彼女たちの経歴と女性の立場から雪穂と美冬の心理変化及びイメージを分析する。本稿は原作品における相似点を持っている女性を対比し、分析するのを通じて、東野は女性についての認知を解明することになる。
本稿はまず『白夜行』における唐沢美穂を分析し、四つの面から彼女の成長経歴と犯罪の源を解明する。次に『幻夜』における新海美冬について三つの面から述べる。主に犯罪過程を分析することになる。そして三つの点から二人を対照して、本質的な相違点を述べる。最後に、前文をまとめる。東野圭吾は見るのが同じような、本質が違う美人を描き出したのは社会の暗みを厳しく披露するだけではなく、ここで人間性に影響を与える主な原因を分析し、読者に人間性に対して探索する興味を引き起こす。
キーワード:東野圭吾、女性イメージ、罪の源,人性
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
一:作品について-2
二:『白夜行』における唐沢美穂-3
2.1 暗い子供時代-4
2.2 失った信仰-5
2.3 膨らむ欲望-6
2.4 切れない絆-7
三:『幻夜』における新海美冬-7
3.1残酷な人-8
3.2独立な女性-9
3.3完璧な犯罪者-9
四:二人の比較-10
4.1二人の生まれた背景-11
4.2二人の犯罪動機-11
4.3二人の愛情観-11
五:結論-12
終わりに-13
参考文献-15
謝辞-16