要旨:日本は一つの天災が頻繁に起こる島国であり、強い密閉性も持っている。その文化の一部は外国の文化を吸収して発展してきて、妖怪及び妖怪文化はその実例の一つである。妖怪文化は日本の歴史とともに発展していて、各時代の妖怪と関わる奇妙な物語から当時の社会風情及び歴史の発展過程を覗くことができる。
本稿は主に序論、本文の三章、結論、謝辞及び参考文献という7つの部分に分けている。序論には、中日両国の学者の妖怪文化に関する研究結果をまとめて、本稿の基礎としておく。第一章には、日本の妖怪文化の起源及び妖怪の種類を述べてから、その由来の原因、妖怪のイメージ及びその物語がどんな歴史背景を表したかを説明した。第二章には、日本の歴史に基づき、日本の妖怪文化の発展過程を述べた。具体的に言えば、主に妖怪文化の芽生え期、一応的な発展期、初のブーム期、戦時中の睡眠期、戦後の再度ブーム期及び現代の転換期などを述べた。第三章には、妖怪文化から派生した新旧のキャリアを述べた。最後には妖怪文化の中核を検討した。筆者には、同中核は古くから生まれた幽寂、幻の情緒の伸びであるが、これが消えたら、妖怪文化の魅力もほとんど消滅するだろう、と考える。
キーワード:日本、妖怪文化、変遷
目次
要旨
中文摘要
はじめに1
第一章 日本妖怪の起源と種類4
1.1起源4
1.2種類5
1.2.1外来の妖怪5
1.2.2本土の妖怪6
第二章 歴史の中で発展していく妖怪文化8
2.1上古から古代まで8
2.2中世から近世まで11
2.3近代から現代まで13
第三章 妖怪文化の産物15
3.1日本の伝統民俗15
3.2文学と絵画15
3.3映画やドラマや漫画およびアニメ17
終わりに20
謝辞21
参考文献22