日文要旨:日本は資源が少ない国として、循環型社会の道を探り出すことが極めて重要である。そこで、本論文は三章を分けて、古着産業の歴史的変遷と現状を考察し、日本の循環型社会の創造における役割を明らかにした。また、その経験から我国に与えるヒントも探った。
その結果、日本の古着産業は時代の背景にちなんで盛んになったり、衰退していたり、また再び復興してきたりした。現在では、古着特に欧米からの古着がファッション品・骨董品としての価値を再発見されたことに加えて、環境負荷の低減を図るという考えのもとで、人々は「もったいない」という価値観から環境への配慮やファッションへのこだわりへと意識が変化し、独特な古着文化を生み出した。そして、自然資源使用の抑制や環境負荷の低減という目的での循環型社会を目指している日本では、政府と業界と民衆の力を合わせ、古着産業において環境の保護と経済の向上と産業の発展というよい循環システムを作り上げ、循環型社会の創造において大いに役立ち、よいモデルとなった。それが中国のサステナビリティにもヒントを与えることになった。
キーワード:古着産業、循環型社会、サステナビリティ、中古衣料品
中文摘要:日本作为自身资源稀少的国家,探索出循环型社会的道路极为重要。本论文分为三章,考察了古着产业的历史性变迁,明确了其在日本循环型社会建设中的作用。并且探索了其经验对我国的启示。
结果显示,日本古着产业随着时代背景的变化有过繁盛有过衰退,并再次复兴。现在,从欧美输入的古着作为时尚品和古董品的价值被再次发现,同时加入了降低环境负荷的想法,并且使民众对于旧衣物“浪费”的价值观向关心环境、执着时尚方面转变,催生了独特的古着文化。在此,以建设减少自然资源使用,减轻环境负担的循环型社会为目的的日本,集政府、业界、民众三股力量,在古着产业建成了既能环境保护又能发展经济的良好循环系统,使其在循环型社会的创造中起到了重大的作用,并成为了优秀模板。这也给中国可持续发展提供了思路和启示。
关键词:古着产业、循环型社会、可持续发展、旧衣物
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
第一章 古着の歴史-1
1.1戦前までの古着-2
1.2戦後復興期の古着-2
1.3バブル期に生じた新たな特徴-3
第二章 古着産業の現状-4
2.1政府と業界の動き-4
2.2古着市場の構造-5
2.3古着に対する民衆リサイクル意識の変化-6
第三章 古着リサイクルを通して見る循環型社会の進め-7
3.1日本循環型社会の進め-7
3.2循環型社会における古着産業の役割-8
3.3中国サステナビリティへのヒント-9
おわりに-10
参考文献-12
謝辞-13