要旨:挨拶は人間の交流において大切な言語行動である。一般的に、人間の交流は挨拶から始まる。本稿では、日常的な挨拶表現を中心に、日本人の感謝の文化や感謝の心という日本文化の特徴的な一面を明らかにしたい。そして、挨拶の正しい使い方や挨拶への理解を深めることを通して、日本人の性格や心理を一層深く理解しようと思う。
本論の第一章は日本語の挨拶の起源、定義、種類、特徴と働きから述べる。第二章は日本人の感謝の心とその背景を紹介する。第三章は本稿の主要部分で、日常的な挨拶からどうのような感謝の心が見られるかを探求していく。
日本人は人から恩恵や益をもらった時、「ありがとう」、「いただきます」などと感謝する。また他人の恩恵を報うことができない場合、心理的な負債を減らすために、特有な感謝言葉「すみません」を用いている。それらの感謝の挨拶言葉を通し、日本人の感謝の気持ちがよく表現されている。外国人にとって、日本人と付き合う時、このような感謝の心をよく理解してからこそ、うまく交流ができると考えている。
キーワード:挨拶、感謝の心、背景
摘要:寒暄在人们的交流中是很重要的。一般,人们的交流是从寒暄开始的。本论文以寒暄的表现为中心,想明确日本人的这种带有日本文化特征的感恩文化。并且通过寒暄的正确使用方法及其对它的理解,想对日本人的性格和心理有进一步的深刻理解。
主体部分的第一章是从寒暄语的起源、定义、种类、特征进行阐述。第二章介绍日本人的感恩意识及其背景。第三章是本论文的主要部分,从日常寒暄中探究如何看出日本人的感恩意识。
日本人从人那里得到恩惠或者利益时,用“谢谢”“开动了”等等来感恩。另外,对于别人的恩惠无法回报的场合,为了减轻心理负担,日本人会使用日语中特有的“对不起”这个词。通过这些感恩的寒暄,日本人感恩之情充分得以表现。对于外国人来说,在和日本人交往时,只有理解了这种感恩意识,才能进行很好的交流。
关键词:寒暄语,感恩意识,背景