要旨:文字は言語の伝達手段の一つとして使われる符号だけではなく、更に、民族文化を受け継けさせ、発展させる最も重要な手段である。日本の文字には一部は漢字だということにより、中日両国の文化が繋がっている。それに「鬼」の文化は中日両国の伝統文化の重要な一部だと言っても良いのである。
さて、本論文は日本のアニメの代表作品『千と千尋の神隠し』を視点として、その中の「鬼の形象」を分析することを通し、日本の「鬼怪文化」を研究しようとする。その他、『千と千尋の神隠し』を通して日本の伝統文化の伝承経験を学び、我が国の文化の伝承に想像力、発想力を入れるように頑張りたいと思う。
キーワード:鬼と怪物;伝統文化;文化の伝承
目次
謝辞
要旨
摘要
1 はじめに -1
2 先行研究と研究動機-2
3 日本の鬼文化-3
3.1 「鬼」の定義と形象-3
3.2 「鬼」の語源と起源-5
3.3. 「鬼」に対する意識-6
4 『千と千尋の神隠し』からの「鬼」-7
4.1 「千と千尋」の紹介 -7
4.2 鬼の依存する「異界」-8
4.3 登場キャラクターの「鬼世界」-9
5 「千と千尋」から伝統文化への伝承-11
5.1 伝統文化の縮図 -11
5.1.1 「神隠し」の意味-11
5.1.2 舞台モデルとなった場所-12
5.2 伝統と現代の融合-13
5.3 登場の「鬼」から現代人への映り-14
6 まとめ-15
参考文献 -16