要旨
火野葦平は1937年(昭和12年)に日中戦争に応召し、第十八師団に配属された。杭州湾上陸作戦(1937年11月5日、日本軍、上海戦線の戦況打開のため杭州湾に上陸)に参加した。1938年4月前、火野葦平はずっと杭州警備部隊の一員として杭州にいた。その間、火野葦平は自分の作品で近代杭州の様子を描いた。本論は『煙草と兵隊』のテキスト分析に基づき、当時の杭州の庶民の生活状態、精神状況、中国兵隊兵士の状態を究明したうえで、火野葦平の作った近代杭州像及びその杭州観を明らかにしたい。
キーワード:杭州, 煙草, 火野葦平, 兵隊, 人民
目次
要旨
中文摘要
1 はじめに.5
1.1研究内容と価値.5
1.2先行研究.6
2. 『煙草と兵隊』における杭州像7
2.1 近代杭州の庶民像.6
2.2 近代杭州の兵士像.8
2.3 杭州像.8
3.火野葦平の杭州観9
4.おわりに11
4.1本稿における結論11
4.2今後の課題11
研究工作的步骤与进度12
参考文献12
謝 辞13